ガラスが割れてしまったにもかかわらず、それを修理してもらうことや自分自身で修理することができないというケースはかなり多いでしょう。それは、あと数十分で出かけなければならない時や、環境的に業者を呼ぶことができないという状況下に置かれることは多々あるからです。そのため、もしそのような状況に陥ってしまった場合は、確実にガラスを修理するまでの繋ぎとして何らかの応急処置を行っておかなければならないでしょう。それでは、現実にこのような状況になってしまった場合、どのような応急処置を行えばいいのでしょうか。
ガラスの応急処置を考える上で最初に大切になってくるのは、いかにして家屋の中を守るかという点です。ガラスが割れてしまった場合、その隙間から雨風はもちろんのこと虫などの小さな動物が入ってくることがあります。これらのものが入ってきてしまうと、家屋内の衛生面や安全性を低下させることになりますので、できるだけこれらが入らないような対策を行っておくべきです。そのため、割れたガラスの穴からこれらのものが入らないように、ビニールシートなどでガラスを覆ってしまう方法が良いでしょう。ビニールシートは防水性能を持っていますので、ちょっとした雨風でも防ぐことが可能です。また隙間なく貼り付けていれば、虫をはじめとした小動物が入ってくることもありません。
また、比較的被害の少ないガラスの場合は、ガムテープなどを用いることによって割れている部分を補強する形での対応を行うことも良いです。見た目の部分では割れたガラスをガムテープで補修しているのはあまりいい印象を持ちませんが、応急処置の場面ではそのようなことは言ってられません。
このような応急処置を行っておけば、多少のトラブルを防ぐことができるでしょう。ただ、割れてしまったガラスは空き巣などによる人為的な破壊行為にはかなり弱いですので、その点については注意してください。