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ガラスというものは一般的に衝撃を受けたり火災などの熱などによって割れてしまいますが、それらの状況を除いて割れやすいガラスとはどのようなものをいうのでしょうか。

まず一番わかりやすいのがヒビが入ったガラスです。例え小さな亀裂だとしてもガラスの強度は非常に低くなっており、ちょっと手で押したり少し強い風が吹いただけで割れてしまうこともあります。その他の理由でガラスが割れやすくなっているものには熱割れがあり、この熱割れが起きやすいのが網入りガラスです。網入りガラスはガラスの内部に金属の網が入っているものですが、その金属が錆びるとガラスが割れやすくなってしまいます。網入りガラスを使用されている場合は熱割れの兆候がないか一度チェックされてみると良いかもしれません。

熱割れは網入りガラス以外でも発生しますが、こちらの場合は兆候を見抜きにくいです。こちらの場合の熱割れの原因ですが、これには日光が大きく関わっています。日光の熱で温められたガラスは膨張しようとします。サッシに埋め込まれた部分は他の部分に比べてガラスが温かくなりにくいので、同じガラスでも膨張としようとする力に差が出てきます。すると膨張する力が弱いサッシ付近の部分に膨張を止めるための拘束の作用が働きます。そしてその作用がガラスの強度を超えたときにガラスは割れます。そのことからカーテンやブラインドがない、照明器具がすぐ近くにあり照明の熱を受けやすい、そういったガラスは割れやすいと言えるかもしれません。